軽度認知症者の食欲・食事量について。 軽度の認知症の食欲なのですが

軽度認知症者の食欲・食事量について。 軽度の認知症の食欲なのですが、食欲はあるようですが
一口、二口食べるのですが、殆ど食事を取れません。
食欲はあるようです。便秘でもありません。
医者にも掛かっていますが、いまいち何が原因かが分かりません。
本人も理由がないので。床擦れが出来て、痛がってはいます。(治療中)
内臓も診て貰っていますが、特に異常は無いようでした。
80代後半女性。このような場合は何が原因で、どのような物を
食べればいいのでしょうか。水は良く飲むようです。
・補足
足の筋力が弱っているのと、現在は家で寝たきりになっています。
数ヶ月前に一ヶ月弱入院しましたが、院内リハビリは順調でした。
問題は、食欲がある、何か食べたいと言うのですが
お粥なども一口、二口で終わってしまい、本人のこれが食べたいリクエストも
あるのですが、いざ食べてくれません。痩せる一方で困り果てています。
悔しい限りです。



拝読しました。
家族に認知症患者がおります。
以下の症状があるかご確認下さい。
・歩行障害
・嚥下障害(食事でむせる)
・幻視、幻覚(小動物、子供が見えるという訴え)
・傾眠(昼寝をよくする)
・まじめな男性に多い
・せん妄
・猫背、スリ足歩行
・薬剤過敏(少量の風邪薬で眠ってしまう等)
・上半身はやや前傾、やや左右に傾く
・ひじ関節が固く曲がっている
・手の指を握っている
・元気がなく無表情
・話す相手を見ないことがある
・夜中に寝言で叫ぶ
上記の症状があれば、認知症の中の
「レビー小体型認知症」かもしれません。
元気すぎて困るアルツハイマー型と比べて、
レビーは元気がなくなる認知症です。
■認知症の症状
認知症は大きく2つの症状に分かれます。
①中核症状
短期記憶障害、失見当識、認知機能低下等
②周辺症状
・陽性 → 暴言、暴力、徘徊、妄想、幻覚、不眠、外出企図、介護抵抗等
・陰性 → 抑うつ、無気力、無関心
テレビや書店に並ぶ雑誌、書籍などを見ていると、
①、②を分けて説明しているものは少ないです。
①の症状は、薬で進行を遅らせることができます。
②が、介護において家族を苦しめる症状です。
ある程度薬で症状をおさえることが可能です。
認知症が治らない、と言われるのは、
「①の中核症状が進行するのを緩やかにすることしかできない」
と表現した方が分かりやすいです。
■認知症の類型
①アルツハイマー型
②レビー小体型
③混合型
④脳血管性
⑤ピック病
⑥正常圧水頭症
⑦その他
最近は②と⑤の合併などもあるようで、識別が難しいようです。
■参考書籍等
これまでの情報・知識は、以下の書籍、WEBサイトで得ました。
①認知症は治せる (奇跡が起こる「コウノメソッド」)マキノ出版
②認知症 家族を救う劇的新治療―問題行動はコウノメソッドで解決する 主婦の友社
③コウノメソッドでみる認知症診療 日本医事新報社
いずれも河野和彦著
著者は、名古屋で超有名な認知症の専門医です。
年間1,000人以上の初診の認知症患者を診察しています。
治療方法は、上記の認知症のタイプに応じて
認可されている薬の量・種類を調整し、まずは周辺症状を抑え、
中核症状の治療を行う、です。
食欲回復の治療もおこなっています。
・病院URL
この先生が、28年間の臨床経験から培った治療法「コウノメソッド」は、
PDFにて公開され、全国でその方法を実践している医師が
たくさんいらっしゃいます。
・コウノメソッドの内容
・都道府県別 コウノメソッドを取り入れているドクター一覧
・参考(チェックしてみてください)
以下の書籍も参考になりました。
④「認知症の困った症状は劇的によくなる」
⑤「認知症 家族を救う治療革命」
いずれも山野井正之著 現代書林
⑥「認知症になったら真っ先に読む本」岩田明著 現代書林
お近くにコウノメソッドを取り入れていらっしゃるドクターがおられれば、
受診をおすすめいたします。
※遠方で患者さんを連れていけない場合、
CT等の資料があれば、家族だけでの受診も可能かも
しれませんので(ただし自費診療)、お電話でご相談してみてください。
(家族の事情は実践医の先生ならよくわかっています)
また、河野先生の最新刊ですが、
⑦「完全図解 新しい認知症ケア 医療編」(講談社)は、
イラストが豊富で、活字では分かりにくい認知症の症状の説明が
視覚的にわかりやすく解説してあるのでオススメです。
大切な家族を守るためには、家族も知識や情報で武装する必要があります。
■大前提
少なくとも、①もしくは⑥の書籍だけでもお読みになってから、
他の書籍、WEBサイト、質問等をご覧ください。
予備知識がないと専門用語に振り回され、よくわかりません。
①⑥は知識がない方でも読みやすいです。
■まとめ
1)上記でご紹介した①or⑥書籍の読破、
2)実際にコウノメソッド実践医の受診
3)周辺症状を抑えて在宅でも介護できるよう患者さんを穏やかにする
4)利用可能な外部サービスの検討
の流れがよいかと思います。
以上、参考になれば幸いです。
ご回復をお祈りいたします。