アリセプトの服用量を増やすことによる副作用について 現在認知症の為

アリセプトの服用量を増やすことによる副作用について 現在認知症の為アリセプトを服用しています。又、血圧の薬でミカルディス40mgとアムロジピン2.5mg、整腸薬でビオフェルミンも飲んでいます。アリセプトは最初5mgでしたが、先生の判断で8mgに増やしました。少し頭がはっきりしてくるようになったので、その後10mgに増やしました。ところが、増やしてから1か月になりますが、おしっこのような下痢から今は緑の草の絞りかすのような便になっています。お医者さんや看護婦さんは一時的な状態でその後は大丈夫になるというのですが、毎日下の世話をするのは気が滅入ります。服用量の問題か?薬の飲み合わせが悪いのか?その他の検査をした方が良いのか?悩んでいます。どうしたらよいか教えてください。



家族に認知症患者がおります。
認知治療は情報戦です。知識や情報で武装することで、
家族はしなくてもよい苦労を回避できます。
■ご質問に関して
アリセプトの副作用です。
・吐き気、嘔吐
・下痢、便秘
・除脈、不整脈
・興奮、イライラ
・頻尿 等
5mgで調子が良かったのなら、それが適量です。
下段の《認知症の改善例》にアリセプトの増量による副作用に関して記載があります。
(容量もちょうど5mg→10mg!)
■認知症の類型について
「認知症の類型」について、医師から診断がありましたか。
①アルツハイマー型
②レビー小体型
③混合型
④脳血管性
⑤前頭側頭型(ピック病)
認知症には上記のように症状が異なる類型が存在します。
類型の指摘もなく、「とりあえずアリセプトね」
という医師でしたら、認知症に詳しくありません。
認知症の専門医とは
・中核症状と周辺症状(※後述)を分けて理解し、治療できる
・認知症の類型を(大まかに)識別できる
・家族の大変さを理解している
・中核症状の薬
(アリセプト(ドネペジル)、メマリー、レミニール、リバスタッチパッチ)
の効能を理解しており、認知症の類型別に処方できる
・アリセプトの副作用を知っている
医師のことです。
○中核症状(メインの症状)
短期記憶障害、失見当識、認知機能低下等
○周辺症状(副次的な症状)
・陽性 → 暴言、暴力、徘徊、妄想、幻覚、不眠、外出企図、介護抵抗等
・陰性 → 抑うつ、無気力、無関心
中核、周辺症状をゴッチャにして考えず、
別な症状ととらえるとわかりやすいです。
介護を大変にするのは周辺症状です。
逆にいえば周辺症状をコントロールできれば介護の負担は軽減します。
ご参考までに私が家族の治療で得た情報を記載します。
何かの役に立てば幸いです。
■大前提
少なくとも①の書籍だけでもお読みになってから、 他の書籍やWEBをご覧ください。
予備知識がないと専門用語に振り回され、おびただしい情報を処理できず理解が進みません。
■参考書籍等
①「症例DVD付 認知症の正しい治し方」 現代書林
入門書。認知症の類型・全体像、医学的背景の理解のために。
付録の動画で見ると治療の効果や類型の違いが一目瞭然!
○「完全図解 新しい認知症ケア 医療編」(講談社)
認知症の症状を理解するために。
イラストが豊富で、活字では分かりにくい認知症の症状の説明が
視覚的にわかりやすく解説してあるのでオススメです。
○ 「コウノメソッドでみる認知症診療」 日本医事新報社
類型別の具体的な治療のために。
いずれも河野和彦著
河野和彦先生は、名古屋で超有名な認知症の専門医です。
年間1,000人以上の初診の認知症患者を診察しています。
治療方法は、上記の認知症のタイプに応じて
認可されている薬の量・種類を調整し、まずは周辺症状を抑え、
穏やかになったら中核症状の治療を行う、です。
・病院URL
この先生が、28年間の臨床経験から培った治療法「コウノメソッド」は、
PDFにて公開され、全国でその方法を取り入れる医師が
続々増加中です。
・コウノメソッドの内容
認知症のタイプ別に、
・中核症状の薬の選択
・周辺症状を抑える薬の選択、量
・うつ、パーキンソン病等、周辺疾患との関係 等
具体的な記載があります。
お年寄りに何より重要な「薬の適量」を示しているので、
副作用の心配が少ない範囲で最大限の効果がでるよう、
28年間の経験から記載しています。
・都道府県別 コウノメソッドを取り入れているドクター一覧
※コウノメソッド実践医の先生のブログ
お近くにコウノメソッドを取り入れていらっしゃるドクターがおられれば、
受診をお勧めいたします。
■実践医の先生の病院が遠方だったり、患者さんが受診拒否した場合
家族だけ(本人不在)での受診も可能かもしれませんので
(その時は自費診療)、お電話でご相談してみてください。
おそらく落ち着く薬を処方してくれて、その後本人同伴で受診、という形になると思います。
(患者さんを動かせないという家族の事情は実践医の先生ならよくわかっています)
・受診前にチェックしてください
■河野先生のブログ
・毎週月曜日更新
・治療実績、症例
・薬の効果報告
・新規実践医の紹介
・医学情報
ご回復をお祈りしています
◆飲み合わせ的には問題ありませんが、増量による消化器症状の可能性も考えられます。アリセプトによる消化器症状の場合、飲み始めが特に多いんですが増量する場合にもみられることがあります。また、しばらく飲み続けると徐々に緩和してくると言われています。
しかし、アリセプトの可能性以外も否定はできないので、しばらく様子をみていただきそれでも続くようであれば再度主治医と相談されては如何でしょうか。